西畑大吾くん(なにわ男子)の10000字 〜ENCANTによせて〜
本日、ついに、Jr.担の卒業論文とも言える10000字ロングインタビュー掲載号のMyojoを受け取りました。
なんせ3日以上前のことは記憶無し【完】で終わることも度々あるので、公の場であの時の話を聞けるご貴重な場。せっかくならこちらもある意味公の場でお気持ちをまとめておきたいなと久しぶりに筆をとった夜です。
自担の10000字インタビューを読む時、自分は一体どんな反応をすると思っていただろうか。
人生で初めてMyojoの10000字インタビューの存在を知ったのは、それこそ生まれて初めてデビューを見送ったジャニーズWESTメンバーリレーの時。あの頃は、7人それぞれの秘めた歴史(わたしが関西Jr.を好きになってわりかしすぐデビューの運びになったので、Jr.時代の彼らのことはよく知らなかったのである)に、目の溝をツーンとさせつつ涙を拭きつつ読んだものです。今も実家に切り抜きがあるはず。
だから、いつか大吾くんの10000字インタビューを手に取る未来があったら、きっと涙ボロボロで読んでられないわ〜なんて考えていたかもしれない。
実際はどうだったかというと、自分でも意外に思うほど落ち着いていて、なるほどなぁ〜そうだったんだねぇ〜なんて納得していたりした。
たぶんだけど、なにきんピークの終わり頃からおよそ9年ほど。心の大きな揺さぶりは当時もう嫌になっちゃうくらいやり切って生きてきたわけで。この宇宙で一番大好きなアイドル、ずっと心の真ん中で見てきた人のインタビューは、衝撃というよりかは色んな過去のピースをちょっとずつ拾い集める"静かな答え合わせ"の時間に近かったのかなぁと思う。そんなこともあったよねぇだなんて、縁側で茶を啜ったりして。
そんで、これって大吾くんも自分もすっかりアラサーの大人になった今だからこそ受け止められる感情なんだろうなぁ。てか、大吾くんがアラサーの世の中って改めてすごい。もちもちつるぷや赤ちゃんのお顔に磨きがかかっていますけど26歳は立派なアラサーだと思いますわよ👩🍼
話は変わって、ついこの前、「ENCANTO (ミラベルと魔法だらけの家)※1」を観ました。
以降はネタバレも含むので、どんな作品か楽しみにしておきたい方はご注意いただきたく…。
本作の導入はこんな感じ
魔法の力に包まれた、不思議な家に暮らすマドリガル家。家族全員が家から“魔法のギフト(才能)”を与えられるなか、ミラベルだけ何の魔法も使えなかった...。
本来なら5歳の誕生日の夜にその子特有の特別なギフトが現れるはずなんだけど、ミラベルのギフトは出てこなかった。
ミラベルはマドリガル家の中で、特別じゃない特別な子として、いつか自分にも奇跡が起きて、ギフトが手に入るんじゃないか、新しい自分に生まれ変われるんじゃないかって捨てられない希望と共に生きている。
一方、ギフトを持っている側の姉達は、自分の存在価値は人々の役に立てる能力(ギフト)が前提にあって、周りの人の期待に応え続けなきゃ、自分の心の限界なんて構っている場合じゃないってな具合でギフトがあるからこそのプレッシャーに押しつぶされそう。※2
結論を言ってしまえば、"わたしたちの価値"というものは、存在そのものにあるわけで、その人が持つ能力だったり、貢献度にだけ価値があるわけじゃないし、人からの評価に固執せず自分らしく生きていいんだよ〜って話なんですけれども。
今回の大吾くんのインタビューにある、「自分がどうにかしなきゃって気持ちがすごく強くて」からの「ひとりで背負おうと思っていたものを、7人で分け合うことは弱さなんかじゃない」と気づいた流れは、まさにこのテーマそのもの、タイムリーな話題でした。
ミラベルの姉その①ルイーサ(超怪力だけど母性くすぐるベイビーちゃん)の持ち歌に、増していくプレッシャーという曲があります。
Jessica Darrowの"増していくプレッシャー"をApple Musicで
プレッシャーに押し潰されそうになりながらも、みんなのために自分がやるしかないのだと葛藤する曲。ミラベルといえば後述する他の前向きな曲の方が有名だと思うんだけど、私はどうにもこの曲が心のどこかにひっかかって。和訳を読んでみたり、歌詞をなぞったりするうちに、あ〜〜〜〜たぶんこれって、自分にとっては関西Jr.のセンターで気張っていた大吾くんの歌に聞こえるんだろうな〜と腑に落ちた。こちら側も勝手に胃がキリキリしてしまったあの頃。
こんな精神状態じゃ、いつかは必ず限界が来る。心がパンパンに破裂してしまう前に、ルイーサもだいごくんも気がつけたなら本当によかった。
そして、もう一つの曲は、公開当時の歌番組でも披露していたので聞き覚えのある人もいそう。ミラベルの姉その②ウルトラスーパースペシャルパーフェクトビューティフルトップオブウーマンのイサベラが、完璧ないい子ちゃんなんてやってらんねぇ〜!と自分の可能性を無限展開する曲。
Diane Guerrero & ステファニー・ベアトリスの"本当のわたし"をApple Musicで
その中に、こんな歌詞があります。
What can you do when you know who you wanna be isn't perfect
(映画和訳:なりたい自分が完璧でなかったら?)
これ!!!!「電源オフ状態の西畑大吾を、そろそろ出してもええんちゃうかなって。」じゃないですか…。な〜〜〜〜〜んか感慨深くなっちゃった。
何度だっていうけれど、お互い歳をとってきたってことなのかな。
自分らしく過ごせるなにわ男子というホームを得た大吾くん、どうかのびのびと健やかに生きてほしい。
わたしは大吾くんが作るコンサート演出が大好きで特別だから、この先もずぅっと大吾くんが作るコンサートを観てみたいと思うけれど。もし大吾くん自身が、自分を表現してみたいと思えるツールが他のジャンルや物事に移り変わっていったとしても、また新しい角度から大吾くんを知れるってことだよなぁ〜だなんてウキウキしながら応援できるファンでありたいものです。それが深夜ラジオならとびきり嬉しいし、きっとそうじゃなくても、自分の生活にとって新しい刺激になるはず!
目指し続ける先のゴールだけでなく、一緒に歩くペースと歩幅をずっと気にかけて合わせ続けてくれる大吾くんとなにわ男子。
この先彼らに降り注ぐ幸せが1つでも多く広がる世界でありますように。
改めて、デビューおめでとう!
これからも末長くよろしくお願いします〜!サチアレ🤞🏻
※1 原題のENCANTOはスペイン語で魅力・魔力を意味する言葉。なんとなく作品テーマとしては原題の方がお気に入り。
※2 何事も平均点タイプな大吾くんの自意識はミラベルに近そう。奇跡が云々〜は置いておいて。でも、人によっては(特に後輩たちから見てみれば)大吾くんには溢れんばかりのギフトがあるように見えるだろうし、恭平くんの「運も実力のうち」という言葉を借りればセンターに抜擢されたこと自体そのものが特大のギフトでもある。こうやってみれば、見る角度によっては誰にだってギフトってあるんだろうね。